駅のホームの自販機は線路と水平に置くか垂直に置くかで売上が変わるという。
まさしくユーザー目線。それって気づきそうでなかなか気付かない。
ユーザーになったつもりで見直すと色々と見えてくる。
ユーザー目線とは
言葉の通り「自分が客になったつもり」になって自社のサービスを見る事です。
これって簡単そうでなかなか難しい事なんです。
ユーザーは購買に至るまでに「興味」「欲求」「購入」という流れがあり、どこかひとつでも欠けてしまうと購入まで至りません。
例えば靴を購入する場合
「誰かが履いている靴」に【興味】を持ち「その靴について調べる」。
調べてみた結果、その靴の全貌が明らかになって【欲求】が芽生えて「購入する条件が満たされ」た時点で【購入】に至る。
この場合、ユーザーが商品に接触するタイミングは
「誰が履いている靴を見る」
「商品について調べる」
「購入するアクション」
この3つ。
ざっくりと広告に例えるなら、
「誰が履いている靴を見る」→広告(SNS)
「商品について調べる」→LP
「購入するアクション」→カート
という事になります。
なのでWebでモノを売る時はこの流れが必要不可欠です。
落とし穴が意外と見えない
この購入に至るまでの流れですが、自分でやっていると内側からしか見ていないので、どこかにネックがあったとしてもなかなか気付かないものなんです。
広告からのリンクが意図したページに飛んでいなかったり、LPの内容が購入を満たすための情報が不足していたり、カートの離脱率が高かったり様々なエラーが有る場合もあります。
そこで大切なのが「ユーザー目線」
なので広告からLP。LPからコンバージョンに至るまで、実際に購入者になったつもりで実践する事が大切。
・間違いやエラーがないか?
・流れが複雑ではないか?
・もっと分かりやすくできないか?
・手間を省く事は出来ないか?
など、ユーザーになったつもりで一連の流れを実際にやってみる。
そうすると意外と改善点を認識する事ができます。
競合も体験する
さらに競合にあたる商品に関しても、実際に広告からコンバージョンまでの流れを体験してみると他社の様々な工夫を知る事ができます。
劣っている部分は自社でも取り入れつつ、最良の流れを作り上げていきます。
他社の比較もユーザー目線を養うためには良い方法なので、定期的に試して見てください。
「これだ!」が一番怖い
自分で物事を考えて実践してもなかなかうまくいきません。
最初は「これだ!」と思った事でも違うアプローチで2案目を考えてみたら結果的にそっちの方が良かったみたいな事は結構あります。
自分で最初は良いと思った事でも、疑ってみるという事は大切なんです。
なので、自分だけに頼らず「ユーザー目線」と「他社の比較」で自分以外の事を目と耳を傾けて、ユーザーにとって何が一番最適な事なのか?
思考をそこ向けて行くべきです。
意外と簡単そうですが、ついつい「これだ!」になってしまう事も多いと思いますが、視野を広げてユーザー目線を取り入れてみてください。